19世紀のフランスのアンティークの聖家族を祝福する情景の美しい銅版画を繊細なアンティークボビンレースで装飾をした作品。額装用か裏面への布張り用の絵より少し大きめの青い麻布付き\"LA TRÉS Ste FAMILLE. \"これこそ聖家族ラファエロの絵画 \"カニジャーニの聖家族\"をベースにした作品かと。新約聖書の、(子供の)洗礼者ヨハネと共に聖エリザベス、幼児イエス、聖ヨセフと聖母マリアや天使達の温かで親密な心と視線の交わりを緻密に描いた作品。以下は素人計測の為誤差をご容赦くださいm(_ _)mリネンレース含む縦23.8㎝ x 横17.4㎝(絵は縦23.5㎝ x 横17㎝)文字左下A Paris ches Bassel rue St Jacques N.° 64(印刷した当時のパリの住所と思います)文字右下Masouski Sculp.(製作者名かと)銅版に直接彫金的作業を行う工芸的な銅版画ならではの繊細でシャープ、緻密な描写が非常に美しく銅版画のモノクロ印刷をベースにし色彩は後から1枚ずつ手彩色したよう。元々は額装されていた絵だったそうで裏面に台紙が貼られ額の釘跡の数本の茶錆が見えます。水染みの様な跡とセピアトーンへの色変がフレーム外から絵の左上角と左下角に有り特に下側広範囲に紙の剥離や点が見られます。縁にあった破れを繊細なレースが保護し装飾しています絵は上記以外はほぼ綺麗な状態と感じます。古い紙の現状をご理解くださるかたに。『カニジャーニの聖家族』伊: Sacra Famiglia Canigianiはイタリアのルネサンス盛期の芸術家ラファエロによる1507-1508年頃の板上の油彩画。ドイツのミュンヘンの美術館の常設コレクション品。フィレンツェ時代の初めにドメニコ・カニジャーニの依頼で制作。人物表現はレオナルド・ダ・ヴィンチに匹敵と評される。18世紀に塗り潰された天使達は1983年の修復時に描き加えられたもの。銅板画は「凹版」と呼ばれ銅版に様々な方法で凸凹を彫付け凹んだ部分にインクを摘めて絵柄とし紙に写し取る描き方。技法は腐食液を使うエッチング、ドライポイントエングレービングメゾチント等が。検索: リトグラフ 平版